アート愛好家で賑わうヴォージュ広場の2会場
パリ国際サロン/ドローイング・版画コンクール 報告
2011年第26回パリ国際サロン展覧会報告 / 入賞者一覧
(左)ギャラリー・ニキ
(中央)ギャラリー・デュ・マレ
(右)オーナー ルチアーニ女史
多種多様の作品群が展示され、訪れるパリの芸術愛好家たちの目を楽しませた
(左)ギャラリー・ニキ展示風景
(右)ギャラリー・デュ・マレ展示風景
種別から表現方法まで多様性に富む作品群が、アート愛好家で賑わうヴォージュ広場の2会場に展示され、訪れる人は興味深げに作品に見入っていた。
「個展部門」は邦人作家11名の55作品が展示され、各作家の独自の世界を堪能できる空間となっていた。
個展部門には11名が出品し、素晴らしい作品群が展覧会に華を添えた
サロン作家が駆けつけたヴェルニサージュ
(左)邦人作家を代表して参観団が紹介された
(右)パリ国際サロン会長ザッキ氏による挨拶。故アムビーユ氏の姉・ポーレットさんも来会
(左)今年度名誉総裁オディス氏の挨拶を代読するロワリエ氏
会場は現地美術関係者なども訪れ、賑わいをみせた
本展会長並びに新エコールドパリ浮世・絵美術家協会会長ジャン・マリ・ザッキ氏により、今年4月に急逝した欧州美術クラブ創始者・馬郡俊文への哀悼の意が捧げられ、未来への更なる飛躍を約束するものとなった。
馬郡の親友であった故ポール・アムビーユ氏の実姉、ポーレット女史も会場に駆けつけ、温かい雰囲気の中で開会が宣言された。
「素晴らしい作品の揃う非常に質の高い展覧会になった」と、長年同展に足を運ぶ仏人美術関係者は感想を述べた。
新会場にての開催は新しい出会いに溢れたものとなり、本展の今後の発展をより期待させる内容となった。
第26回パリ国際サロンムービー
2011年第26回パリ国際サロン入賞者一覧
大賞
大賞:青山 繁 「梅雨の晴れ間」油彩 100×80.3
→受賞者インタビュー
ザッキ賞
ザッキ賞:及川 幸雄 「凍烈」油彩 72.7×72.7
ロワリエ賞
ロワリエ賞:出町 千鶴子 「睡る猫」水墨 58×88
ロジェ・ブイヨ賞
ロジェ・ブイヨ賞:岡本 文子 「雪の日」日本画 80.3×100
浮世・絵賞
浮世・絵賞:森 勲 「春宵」 油彩 53×73
ギャラリーデュマレ賞(順不同)
ギャラリーデュマレ賞:中村 マヤ「Corridor 5」 油彩 82×59
ギャラリーデュマレ賞:佐藤 テイ子「露草の頃」 油彩 65.2×53
ギャラリーデュマレ賞:青山 繁「梅雨の晴れ間」 油彩 100×80.3
ギャラリーデュマレ賞:新井 三郎「ボロブドゥール遺跡にて(釈迦像のレリーフ)」 油彩 90.9×116.7
ギャラリーデュマレ賞:狩野 恭子「百合」アクリル・パステル 100×80.3
ギャラリーデュマレ賞:鈴木 宥仁「禅」前衛書 90.9×90.9
ギャラリーデュマレ賞:近藤 美峰「聖韻」水墨 187×45.5
審査員
●ロジェ・ブイヨ(美術評論家/新エコールドパリ浮世・絵美術家協会パリ本部初代事務総長)
●エルベ・ロワリエ(フランスポリテクニック大学教授/サロン・ヴィオレ初代会長他)
●ポール・フランス・ルチアーニ(ギャラリー・デュ・マレ代表)
●馬郡 まりこ(欧州美術クラブ代表/ 審査アドバイザーとして参加)