シャンゼリゼ大通りにブルーのテーマカラーで統一された大特設会場がひときわ視線を集めた
サロン・ドトーヌ展報告
「2017 サロン・ドトーヌ」 展覧会報告
2017年のサロン・ドトーヌは、10月11日(水)から15(日)まで、パリのシャンゼリゼ大通りプティ・パレからコンコルド間にて設営された大特設会場にて、地平の四方から集う気鋭のアーティストたちの、その年の最も精良な作品が一堂に会する、芸術の大収穫祭「サロン・ドトーヌ」は満を持して幕を開けた。
展覧会名:サロン・ドトーヌ2017
会場:シャンゼリゼ通り コンコルド〜プティ・パレ 特設会場
会期:2017年10月11日(水)〜10月15日(日)
主催:サロン・ドトーヌ協会
展覧会名:サロン・ドトーヌ2017
会場:シャンゼリゼ通り コンコルド〜プティ・パレ 特設会場
会期:2017年10月11日(水)〜10月15日(日)
主催:サロン・ドトーヌ協会
2017年10月、パリの秋空はひときわ高く、連日の晴天に恵まれた。
世界に名高いルーヴル美術館、オランジュリー美術館を擁するチュイルリー庭園は、人々の憩う姿を眺めても飽きることがない。遊歩者、ランナーたち、日光浴するパリジャン、遊具で遊ぶ子供たち、そして世界中からの観光客たち。
その庭園を背に凱旋門まで3kmにわたって伸びる、マロニエの並木道「シャンゼリゼ通り」の起点を成すコンコルド広場からプティ・パレ間に、今年も大パビリオンが特設された。
シンプルな外観。しかし、シャンゼリゼでひときわ視線を集めずにいられないこの純白の繭の内部で、創造性が湧出し、生命力に満ち溢れていることは、あまねく知られている。同時代アーティストたちの、先駆的表現の模索、変幻的コンポジションの有機生成によって。
その未知なる創造宇宙に対峙し、個の独創美に眩暈し、サロンに通奏する協奏性に陶酔すべく、今年も開場前から長蛇の列が見られた。
世界に名高いルーヴル美術館、オランジュリー美術館を擁するチュイルリー庭園は、人々の憩う姿を眺めても飽きることがない。遊歩者、ランナーたち、日光浴するパリジャン、遊具で遊ぶ子供たち、そして世界中からの観光客たち。
その庭園を背に凱旋門まで3kmにわたって伸びる、マロニエの並木道「シャンゼリゼ通り」の起点を成すコンコルド広場からプティ・パレ間に、今年も大パビリオンが特設された。
シンプルな外観。しかし、シャンゼリゼでひときわ視線を集めずにいられないこの純白の繭の内部で、創造性が湧出し、生命力に満ち溢れていることは、あまねく知られている。同時代アーティストたちの、先駆的表現の模索、変幻的コンポジションの有機生成によって。
その未知なる創造宇宙に対峙し、個の独創美に眩暈し、サロンに通奏する協奏性に陶酔すべく、今年も開場前から長蛇の列が見られた。
(会場内での芸術愛好家の声より)「私は常々この“サロン”に敬意を抱いています。なぜならアートとは人間の営みであり、アートも人間も最も高潔なものは深奥に宿ると思うからです。この会場は一時的なものですが、作品の美しさは私の胸に残り続けます。」
地平の四方から集う気鋭のアーティストたちの、その年の最も精良な作品が一堂に会する、芸術の大収穫祭「サロン・ドトーヌ」は満を持して幕を開けた。
地平の四方から集う気鋭のアーティストたちの、その年の最も精良な作品が一堂に会する、芸術の大収穫祭「サロン・ドトーヌ」は満を持して幕を開けた。
出品作品群は、ドトーヌ会員作品や世界各国からの秀抜な作品とならんで展観。日本古来の精神的土壌に深く根ざし、現代的感性をしなやかに研ぎ澄まし、国際水準を凌ぐ個性溢れる作品は、異国の地で来場者に賞賛された。また、その奥に秘められた哲学と伝統美はドトーヌ作家・関係者にも感銘を与えた。
本年、日本から訪れた13名の作家代表団は、シルヴィ・ケクラン会長、ベルナール・プシュ絵画部門プレジデント、ロベール・モレル同部門プレジデント、パトリシア・ベルキン ミクストメディア部門プレジデント他、ドトーヌ作家らとも親交を深め、同志国際作家らの精気溢れる作品と対峙、次作への創作意欲を涵養した。
本年、日本から訪れた13名の作家代表団は、シルヴィ・ケクラン会長、ベルナール・プシュ絵画部門プレジデント、ロベール・モレル同部門プレジデント、パトリシア・ベルキン ミクストメディア部門プレジデント他、ドトーヌ作家らとも親交を深め、同志国際作家らの精気溢れる作品と対峙、次作への創作意欲を涵養した。
11日(水)、開会目前の「VIPベルニサージュ」には、20カ国を超える駐仏大使が来訪、あらためて国際的地位の高さを証明した。
日本国大使木寺昌人氏も特別来賓として来場。ドトーヌ関係者も驚嘆する現代美術に対する深い造詣を以て、日本人作品一点一点を丁寧に鑑賞した。
同日、ケクラン会長による開会のスピーチでは、一堂を埋め尽くした関係者・出品作家らと共に開催の喜びを分かち合った。
日本国大使木寺昌人氏も特別来賓として来場。ドトーヌ関係者も驚嘆する現代美術に対する深い造詣を以て、日本人作品一点一点を丁寧に鑑賞した。
同日、ケクラン会長による開会のスピーチでは、一堂を埋め尽くした関係者・出品作家らと共に開催の喜びを分かち合った。
また、今回の日本人出品作家ならびに欧州美術クラブに以下の通りの言葉が贈られた。
「芸術文化に対する同じ理念を分かち合い、サロン・ドトーヌは四十余年にわたってCAEA(欧州美術クラブ)を介し、日本作家と友情を深めてきました。高名な国立新美術館で毎年開催される『日本フランス現代美術世界展』では日本作家とサロン・ドトーヌ作家、共に精選された国際作家が競演する貴重な舞台が演出され、連日大勢の来場者を魅了しています。本サロンの審査選考を経て、そのなかの一部の日本作品を本年も展示できるのはたいへん名誉なことです。この場を借りてCAEAを介するアーティストとスタッフに感謝の意を表します。」
なお、会場内では、本展8月国立新美術館にて開催された「第18回日本・フランス現代美術世界展」の活動報告と、本年11月開催「第31回パリ国際サロン(欧美主催)」が紹介された。
「芸術文化に対する同じ理念を分かち合い、サロン・ドトーヌは四十余年にわたってCAEA(欧州美術クラブ)を介し、日本作家と友情を深めてきました。高名な国立新美術館で毎年開催される『日本フランス現代美術世界展』では日本作家とサロン・ドトーヌ作家、共に精選された国際作家が競演する貴重な舞台が演出され、連日大勢の来場者を魅了しています。本サロンの審査選考を経て、そのなかの一部の日本作品を本年も展示できるのはたいへん名誉なことです。この場を借りてCAEAを介するアーティストとスタッフに感謝の意を表します。」
なお、会場内では、本展8月国立新美術館にて開催された「第18回日本・フランス現代美術世界展」の活動報告と、本年11月開催「第31回パリ国際サロン(欧美主催)」が紹介された。
12日(木)代表団はサロン・ドトーヌのミクストメディア部門プレシデント パトリシア・ベルキン女史のアトリエに温かく迎えられ日仏作家同士の交流を深めた。
(アトリエ訪問レポート作成中)
また、代表団はケクラン会長らドトーヌ関係者らからもあたたかい歓迎を受け、駐仏日本国大使館より、大使代理として谷口智史二等書記官とも会食会にて親睦を深めた。
作家団には、ケクラン女史より示唆に富む寸評が贈られた。
本年のサロン・ドトーヌ展も連日多くの来場者を迎え、成功のうちに幕を閉じた。
(アトリエ訪問レポート作成中)
また、代表団はケクラン会長らドトーヌ関係者らからもあたたかい歓迎を受け、駐仏日本国大使館より、大使代理として谷口智史二等書記官とも会食会にて親睦を深めた。
作家団には、ケクラン女史より示唆に富む寸評が贈られた。
本年のサロン・ドトーヌ展も連日多くの来場者を迎え、成功のうちに幕を閉じた。
日本国大使木寺昌人氏も特別来賓として来場され作品一点一点を丁寧に鑑賞された
※展示風景は欧州美術クラブ公式facebookでもご覧いただけます
駐仏日本国大使館大使代理として谷口智史二等書記官と
ドトーヌのミクストメディア部門プレシデントベルキン女史のアトリエ