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日本・フランス現代美術世界展関連

第24回日本・フランス現代美術世界展(2023) 展覧会報告
2023年8月10日(木)から20日(日)までの10日間、24回を数える本展は盛況のうち、無事、幕を閉じた。

アフタームービー



Compte-rendu de la 24e Exposition de l’Art Actuel France-Japon avec participation multinationale 2023 français
【開催概要】
第24回日本・フランス現代美術世界展(2023) ~サロン・ドトーヌ特別協賛~
会期:2023年8月10日(木)〜20日(日)
会場:国立新美術館3A3B
主催:JIAS日本国際美術家協会
共催:欧州美術クラブ
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
   外務省
特別協賛:サロン・ドトーヌ
協賛:(株)大日本美術工芸 マイメリ
   (株)クサカベ
    マルマン(株)キャンソン社日本代理店
   (株)生活の友社 美術の窓
総数517点が一堂に集結 関連イベントオープニング
例年同様、東京 六本木 国立新美術館3A・3B室には、日本国内を中心に活躍する作家247名417点に加え、フランスサロン作家を中心とした海外作家100点の総数517点が一堂に集結。日本に居ながらにしてフランスサロンの“今”がリアルに体感出来る国際展として、その実績をまたひとつ重ねた。

アートがもたらす力を信じ、コロナ禍でも留まることなく歩みを進めていた本展。今年5月、遂にコロナが5類感染症に移行されたことを受け、フランスより本展関係者らを招致、4年ぶりに盛大なオープニングイベントを開催するに至った。
  • 在日フランス大使館文化参事官シャルランリ・ブロソー氏

  • 特別協賛サロン・ドトーヌ協会ギョーム・ジル会長

  • 同協会ルーラン・アンヌ副会長

  • 本展フランス側名誉会長兼運営委員長ジャン・マリ・ザッキ氏

初日のオープニングセレモニーでは、在日フランス大使館 文化参事官 シャルランリ・ブロソー氏をはじめ、特別協賛先サロン・ドトーヌ協会よりギョーム ジル会長、ルーラン アンヌ副会長、本展フランス側名誉会長兼運営委員長 ジャン・マリ・ザッキ氏より開催への祝辞を賜り、協賛先 ㈱大日本美術工芸 営業部係長 琴寄岳志氏、マルマン㈱ マーケティンググループ・チーフ 佐野健一氏、㈱生活の友社 月刊誌「美術の窓」副編集長 磯部靖氏、出品作家代表 小野功夫氏らと共にテープカットを催した。
出品作家のみならず大層多くが参列し、かくも賑々しくオープニングを祝した。
会場入口より横に広がるエントランスエリアから26ブースに区分けされた展示室が展開する。
ル・サロン名誉会長やサロン・ドトーヌ会長を筆頭にフランス画壇を牽引する重鎮作家らの作品はじめ、海外作品らしいモチーフ、テクニック、色彩美や立体美を表する作品群に、日本を中心に活躍する作家らによるエスプリと独創性に富んだ油彩、水彩、パステル、日本画、抽象、具象、風景、書、水墨、切絵、工芸、CGなど、ノンジャンル・ノンテーマでバラエティーに富む活きた日本現代アートが肩を並べる。
会場最奥の開放的な空間に並んだ高さ4mのロング軸作品は、さらに表現手法豊かに今年も観覧者を圧倒し、近年、作家の世界観を存分に表現できる展覧として好評をいただいている「エスパス・プリヴェ部門」の展覧もまた、来場者らを魅了。遠くから目に入る程大きな模型作品も含まれた今年の建築ジャンル作家らの多彩な作品も披露された。
展覧を終え、会場を後にする来場者は口々に「面白かった!」と呟き、「会期内にまた観に来る」、「楽しく拝見させていただいた」「刺激をうけた」「とても素敵な展覧会」など、多く方がスタッフに言葉を寄せた。
《寸評会》開催
オープニング2日目、会場にて作品を前に寸評が贈られる《寸評会》が開催。講評者にサロン・ドトーヌ ギョーム会長、ルーラン副会長、ザッキ氏を迎え、相当数の希望作家らひとりひとりに短いながらも熱心に寸評が贈られた。作家からは「今後の励みとなった」「新たな課題を見つけることができた」「制作の糧となった」というような実直なものや「インターナショナルな多角的視点に大変感銘を受けた」など、多くの所感を頂戴した。
《表彰式》を美術館内講堂にて開催
その他、会期初日には、前年度展覧会入賞者を対象とした《表彰式》を国立新美術館内講堂にて開催。対象者の半数相当の方が参列され、入賞者ひとりひとりに賞状等が授与された。本展協賛会社からは本展(第24回展)の協賛賞受賞者に副賞を贈呈。ル・サロン2023にて“銅賞”ならびに“メンション”を受理した作家らには賞状やメダルをル・サロン名誉会長ザッキ氏より授与した。
会期中、会場内で放映された、近年開催した国内外展覧会風景や《寸評会》の模様に、観覧者らは足を止め、真剣に見入っていた。また、SNSを介し随時発信した展覧会の盛隆な様子には、国内外より歓喜、賛辞の声を多く頂戴した。
最後に、本年も東日本大震災被災地支援チャリティー「陸前高田の絵の好きなこども達へ画材を贈るプロジェクト」の募金箱を会場入口に設置。寄せられた義援金52,500円にて購入したスケッチブック150冊が、陸前高田市保育協会を通じ同市保育園に贈られたこともあわせてご報告する。
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