サロン・ドトーヌ展報告
サロン・ドトーヌ2024 展覧会報告
第121回 サロン・ドトーヌ2024
第121回 サロン・ドトーヌ2024
会 期:10/22(火)~10/27(日) *10/22(火)はベルニサージュ
会 場:シャンゼリゼ通り クレマンソー広場~コンコルド周辺特設会場
Champs-Elysées
Place Georges Clemenceau 75008 Paris
主催:サロン・ドトーヌ協会(Société du Salon d'Automne)
会 期:10/22(火)~10/27(日) *10/22(火)はベルニサージュ
会 場:シャンゼリゼ通り クレマンソー広場~コンコルド周辺特設会場
Champs-Elysées
Place Georges Clemenceau 75008 Paris
主催:サロン・ドトーヌ協会(Société du Salon d'Automne)
3年振りに秋のシャンゼリゼ通りに出現した3,000㎡の特設会場。52ヵ国、955名のアーティスト作品が一堂に会した
パリ・オリンピック、パラリンピックの影響により、秋のパリ・シャンゼリゼ通りにて本展が開催されるのは3年振り、2021年展以来。クレマンソー広場からコンコルド広場周辺に長く広がった会場となるパビリオンもまた久方ぶりに、パリの目抜き通りにその大きな姿をみせた。
入口より数十メートルに設けられた展覧ブース
招待者・関係者のみが集う初日(10/22)、クレマンソー広場寄りに設置された入口前には、一般公開に先駆け、17時の開場を待つ人々がこれから始まるベルニサージュを心待ちに、長い行列をつくった。
セキュリティチェックをうけ会場に入り、エントランスエリアを抜けるとすぐ、左右奥に展示エリアが広がる。
本展を待ちわびた来場者は開場直後より増え続け、なかなか前には進めない程、アーティスト同士で挨拶を交わしたり、既に熱心な美術談義を繰り広げたり、会場はあっという間に熱気に満ち溢れた。
セキュリティチェックをうけ会場に入り、エントランスエリアを抜けるとすぐ、左右奥に展示エリアが広がる。
本展を待ちわびた来場者は開場直後より増え続け、なかなか前には進めない程、アーティスト同士で挨拶を交わしたり、既に熱心な美術談義を繰り広げたり、会場はあっという間に熱気に満ち溢れた。
間もなく、ル・サロン名誉会長ジャン・マリ・ザッキ氏*も日本作家作品をぜひ観たいと来場。日本から現地に赴かれた日本作家らと挨拶を交わし、氏のご好意により、来場作家それぞれに作品を前に寸評が贈られた。
氏はその後、他の作品一点一点を丁寧に鑑賞、最後に「馴染みの作家作品もあったし、初めて拝見した作品もあったが、いずれも皆、本当に素晴らしい。引き続き創作を続け、次の機会にまた私に驚き与えてくださいと伝えて欲しい」と我々に熱いメッセージを託した。
氏はその後、他の作品一点一点を丁寧に鑑賞、最後に「馴染みの作家作品もあったし、初めて拝見した作品もあったが、いずれも皆、本当に素晴らしい。引き続き創作を続け、次の機会にまた私に驚き与えてくださいと伝えて欲しい」と我々に熱いメッセージを託した。
*ジャン・マリ・ザッキ氏・・・その人生を絵画に捧げ、長年にわたりアート界のために第一線で力を尽くす。勲章受章多数。
現在、フランス最古のサロン「ル・サロン」にて名誉会長を担うかたわら、JIAS日本国際美術家協会名誉顧問、
パリ国際サロン会長など欧美/JIASと共に日本作家らのアート活動を積極的にサポートする。
現在、フランス最古のサロン「ル・サロン」にて名誉会長を担うかたわら、JIAS日本国際美術家協会名誉顧問、
パリ国際サロン会長など欧美/JIASと共に日本作家らのアート活動を積極的にサポートする。
ザッキ氏による寸評のようす
19時頃より、会場最奥に設けられたイベントスペースにて、レベック ジャン=クリストフ新会長が挨拶に立ち、「今回、3,000㎡の特設会場に52ヵ国、955名のアーティスト作品が集結。ベルニサージュを含む5日間の会期で約3万人の来場者を見込んでいる」と高らかに本展開会を宣言した。
昨年(2023)8月、JIAS/欧美主催「日本・フランス現代美術世界展」に来日された前会長ギョーム ジル氏は、体調不良により残念ながらその任を辞した。本年度よりレベック氏が新たに会長に、副会長には前年からのルーラン アンヌ氏に加え、新たにガボ氏が就任した。
左) ルーラン アンヌ副会長 中央)レベック ジャン=クリストフ会長 右)ガボ副会長
会期中、レベック会長はじめ2人の副会長、事務局や本展サポートスタッフより、「いずれも素晴らしい作品!展覧も見事だ」と称賛を頂戴した。また、各部門長、出品作家らも次々に展示ブースを訪れ、同様の称賛を口にした。もちろん、一般来場者からも、ご自身が気に入った作品がいかに素晴らしいか、この作家の作品はどこに行けばもっと見られるか?など、次々に声をかけていただいた。
来場者で賑わう週末には、往年のスウィング・バンドが登場。15時より20時まで、長い会場をノリノリの音楽を奏でながら練り歩き、アートの祭典にさらなる彩を添えた。
会場を盛り上げる往年のスウィング・バンド
前週まで雨や寒気で悪天候続きだったパリも、会期中終始、穏やかで暖かな天候に恵まれ、「サロン・ドトーヌ2024」は、大盛況の中、惜しまれながら6日間の幕を下ろした。
最後に、レベック新会長より、「次回展もみなさんの素晴らしい作品を期待している。東京もしくはパリで再会しましょう」とメッセージを頂戴したことをこの場をかり、ご報告する。
欧州美術クラブ 公式Facebookにて全作品の展示風景アルバムを掲載しています
アルバムはこちらより