作品の傾向
一般的にル・サロンより入選が難しいとされていますが、毎年、入選率が異なるので実際は明らかではありません。
欧州美術クラブでは「どちらの展覧会に応募したらよいか分からない」という作家の皆様のご相談も随時受け付けております。
まずは作品の写真、ポストカード等資料をご送付ください。アドバイスいたします。
フランス語で「秋季展」の意味をもち、毎年定期的に開催されるサロン・ドトーヌ展。保守的と言われるル・サロン展とは対照的に、前衛傾向のコンテンポラリーアートの中核的存在であり、国際画壇に新風を吹き込むような独創性が求められる公募展です。現在まで100年の長きに亘って催行されており、フランス・サロン屈指の難関サロンとしても知られています。
※日本ではサロン・ドートンヌ、サロン・ドトンヌとも称されています。
ドトーヌは1903年、百貨店「サマリテーヌ」の建築家であったフランツ・ジョルダンが筆頭となり、芸術家であるマテイス、ルオー、マルケ、ボナール、カモアン、フリエス、ヴィヤールらと共に創立しました。
これは「ル・サロン展」及びサロン・ド・ラ・ソシエテ・ナショナル・デ・ボザールの保守性に抗しての事でした。やがてルノワール、ルドン、カリエールの巨匠や、ロジェ・マルクス、ユイスマンス、ヴェルバーレン等の文筆家も支援、さらに2~3年遅れてドラン、ヴラマンク、ヴァン・ドンゲン、ブラックらの心を動かし、支援を得るまでになりました。フォービズムやキュービズムの画家達の活躍の舞台ともなり、日本でも多くの実力派の活躍が広く知られる公募展です。現在でも世界的に大変人気があります。
欧州美術クラブでは1976年以降現在まで40年以上変わらず、サロン・ドトーヌ事務局の協力のもと、日本人アーティストの作品出品、応募受付窓口として出品の代行業務を行っております。
応募は、全て日本語で可。その後フランス語翻訳、現地事務局への応募代行、希望者の作品写真撮影、応募者へ審査結果報告、入選作品の海外輸送、搬出入、展覧会報告、展覧会図録の送付まで、全ての工程を代行いたします。
※※近年ご応募・出品された方、これまでに規約請求された方へは自動的に新しい規約をお届け致します(メルマガ、および郵便など)
※次回展の現地申込締切日は未定ですが、日本からの手続きに時間が必要なため、申込日を予測して規約を作成しております。
●次回規約・資料について
近年欧州美術クラブの関連展にご出品いただいた皆さま、近年資料請求をいただいた皆さまには、郵送にてご案内しております(11月上旬頃予)。
はじめてのご応募を検討される場合は必ず規約を請求ください。
●次回「ル・サロン2026」の募集規約も請求可能です。
出品・応募は日本にいながら、プロ・アマチュアを問わず、どなたでも参加出来ます。絵画だけの枠にとらわれず、工芸等多種多様な種別を幅広く受け付けており、幅広い日本美術の普及とアートの可能性を追求しています。作品の応募・受付等は全て国内にて日本語で行いますので、言葉が不慣れな方も安心してご出品いただけます。