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展覧会のご案内

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日本・フランス現代美術世界展関連

第15回 日本・フランス現代美術世界展 展覧会報告 / 入賞者一覧

第15回日本・フランス現代美術世界展〜サロン・ドトーヌ特別協賛〜 報告

第15回日本・フランス現代美術世界展〜サロン・ドトーヌ特別協賛〜は、2014年8月6日(水)〜17日(日)の12日間に渡り、東京六本木の国立新美術館3A展示室で開催された。

オリジナリティ溢れる展示形式が話題に

今年で3年目を迎える本展の会場「国立新美術館」は、建築家黒川紀章により設計された波のようにうねる美しい曲線の外壁“ガラスのカーテンウォール”から自然光がふんだんに差し込む、国内屈指の人気を誇る美術館です。

第15回展の展示は邦人193名240点を中心とし、フランスはサロン・ドトーヌ作家新作68点とサロンで活躍する重鎮作家の77点、ベルギー、オランダ、アメリカ作家作品5点による海外作品82点、全322点が13のセクションで構成・展示された。

関連イベントの開催 講演会

本展開催に併せ様々なイベントが催された。展覧会初日の6日には同館講堂にて、次回欧美国際公募ベルギー・オランダ美術賞展の開催地から、ベルギートンヘレン美術アカデミーディレクター レネ・ファンブラバント氏、オランダ現地責任者で画家のヤネル氏、ニコル・ハーディ女史が、それぞれの国の美術と歴史を紹介する講演会を開催した。

  • 左より)ニコル・ハーディ女史、ヤネル氏、
    レネ・ファンブラバント氏レネ・ファンブラバント氏

  • ベルギートンヘレン美術アカデミーディレクター
    レネ・ファンブラバント氏

美しく魅力的な町の伝統、文化、芸術がスライドにて紹介され、全国各地から集まった来場者は興味深く講演に耳を傾けた。

続いて行われた表彰式では、プレゼンテーターとしてサロン・ドトーヌ会長ノエル・コレ氏をはじめ美術賞展関係者らによって2013年の各展入賞者・出品者代表者、2014年度協賛賞受賞者へ表彰状、副賞等が授与された

オープニングレセプション

  • ベルギー大使館クリストフ・ドゥ・
    バッソンピエール公使参事官

オープニングレセプションには、来賓のベルギー大使館クリストフ・ドゥ・バッソンピエール公使参事官による祝辞をはじめ、ノエル・コレドトーヌ会長、ファンブラバント氏、ヤネル氏、ニコル・ハーディ女史らから開催を祝す挨拶を賜った。

又、ノエル・コレ氏から、JIAS・欧美代表馬郡にサロン・ドトーヌインターナショナル名誉会長への任命が発表された。サロン・ドトーヌインターナショナルは、ドトーヌの国際部門として、その活動に力を入れている。今後サロンとの協力のもと、国内外での日本作家の活躍がますます期待される。

来賓の協賛会社各社、及び参加した出品作家約100名は年に一度の交流を楽しみ、賑やかに開催を祝した。

  • 左よりファンブラバント氏/
    クリストフ・ドゥ・バッソンピエール公使参事官/
    ノエル・コレドトーヌ会長/ヤネル氏

集まった出品者と交流し、開催を祝した

出品者への寸評会

翌7日には出品作家への寸評会が開催され、ノエル・コレ会長、ファンブラバント氏、ヤネル氏、ニコル女史が、一人ずつの作品をスライドに投影しながら通訳を介し熱心に寸評を行った。

  • 出品作品はスライドを
    使用して寸評がされた

コレ会長は「今年度の日本作品の質が全体的に上がった」と高く評価していた。

会期中は記録的な猛暑にもかかわらず、会場には連日700〜800人を越えるが来館者があり、大盛況のうちに幕を閉じた。邦人作品と海外作品が互いの特徴・個性を活かし、オリジナリティ溢れる本展独自の展示は、館内でも異彩を放ち、多くの来場者から「来年も是非訪れたい」と称賛の声があがった。

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第15回日本・フランス現代美術世界展 入賞者発表

大 賞

大 賞 :宮向井 勇 「路地裏」アクリル 94.5×76


受賞者インタビューを見る

日仏賞

日仏賞:筒井 義明 「スズロ’14」油彩 80.3×100

日仏賞:井出 和之 「老樹」 水墨 99.9×99.9

サロン・ドトーヌ賞

今井 みどり「夜の森」油彩 72.7×91

仲 英治  「ある風景No.6」油彩 80.3×116.7

パリ国際サロン賞

熊谷 睦男 「延年の舞・老女<鎮魂Ⅶ>」油彩 102×82.3

臼井 法子 「振り放つ苦しみ」日本画・水墨 69×64.5

新エコールドパリ浮世・絵(NEPU)賞

青山 繁  「集まり」油彩 82.3×102

高田 墨山 「蠢」前衛書 154×82

優秀賞

原田 万紀 「月の光」手工芸・人形 28×28×45

河瀬 陽子 「スターチス」油彩 72.7×60.6

吉野 友佳子 「バードウォッチング」アクリル 82.3×102

審査員

●ジャン・マリ・ザッキ:本展フランス側名誉会長兼運営委員長、ル・サロン名誉会長、新エコールドパリ浮世・絵美術家協会会長他
●エルベ・ロワリエ:サロン・ビオレ名誉会長、フランス教育功労章オフィシエ他
●ロジェ・ブイヨ:フランス美術評論家
●ノエル・コレ:サロン・ドトーヌ会長/美術評論家
●ジャン・ベルナール・プシュ:サロン・ドトーヌ副会長
●馬郡 まりこ(審査アドバイザーとして):JIAS日本国際美術家協会代表/欧州美術クラブ代表

特別賞 第15回日本・フランス現代美術世界展協賛賞

● マイメリ社日本総代理店、株式会社大日本美術工芸
【マイメリ賞】「マイメリ・ クラシコ油絵具画箱セット」

・浅賀 昌子:「ノクターン」油彩 90.9×72.7
・かみかぜ いのうえ:「天使のらくがき14A」アクリル 91×73
・望月 強:「山門の桜」 油彩 100×80.3
・小野 功夫:「ICARUS」 油彩 100×72.7

●株式会社 クサカベ 
【クサカベ賞】「水性アルキド樹脂絵具/アキーラ18色セット」

・来田 史朗:「ドレミ天空のラプソディ」アクリル 80.3×103
・高橋 眞壽雄:「浄土へ A TAKE3」版画 ジグレ 80×57
・吉野 友佳子:「バードウォッチング」アクリル 82.3×102

● 船岡キャンバス製造元、日本画材工業株式会社
【フナオカ特別賞 フナオカキャンバスB NO3 10m 1本】

・熊谷 睦男:「延年の舞・老女<鎮魂Ⅶ>」油彩 102×82.3

*東日本大震災被災地へ画材を送るプロジェクトの一環とし熊谷氏を通して絵画教室に贈呈
【フナオカ準賞】(フナオカキャンバスA/B/F No3 F100号 1本)

・橋本 光枝:「奥多摩」油彩 80.5×100
・川手 弘:「金閣寺」水彩 91×91
・山岡 佳代:「右隻」油彩・銀箔 91.2×91.2

●株式会社 生活の友社 美術の窓
【美術の窓賞】月刊『美術の窓』半年購読

・菊池 亜佐美:「朝月夜、解毒。」 日本画 90.9×72.7
・湯田 咲子:「日本のいろ」油彩 38.3×45.7