サロン・ドトーヌ展報告
「2014 サロン・ドトーヌ」 展覧会報告
2014年のサロン・ドトーヌは、10月15日(水)から19(日)まで、パリのシャンゼリゼ大通りプティ・パレからコンコルド間にて設営された大特設会場にて開催された。
シャンゼリゼ大通りにてひと際注目を集める特設会場
象徴的な白い外観から中へ入ると、高い天井の下、個性溢れるドトーヌ作品が展示され、その悠々たる空間に連日訪れた多くのパリ市民、美術愛好家や世界からの観光客はたちまち惹きつけられた。
テーマごとの作品ブースや、会場内に点在する個性的な彫刻は観る者を驚かせ、ドトーヌ作家の大作は来場者の目を釘付けにした。
C.A.E.A.ブースにおける日本作家作品の反響も大きく、その質の高さにドトーヌ関係者や会長のノエル・コレ氏からも賛辞を賜った。多くの来場者も独創的なC.A.E.A.作品の前に関心を示して魅入っていた。
16日(水)に行われたヴェルニサージュではかつてない1万人超の来場者を記録した。
ヴェルニサージュで挨拶をするノエル・コレ会長
コレ会長による開会の挨拶で、一同は開会を祝した。また、コレ氏より欧美からの作品への歓迎の意と、今年8月に国立新美術館にて開催された「第15回日本・フランス現代美術世界展」成功の様子が伝えられ、この日仏の芸術交流成功をモデルとし、今後日本のみならず世界の芸術家との確固たる絆を確立したいとの決意が表明された。
トーヌ会場にて行われた
欧美による講演会会長コレ氏、
事務局長アニ・ショレ氏、
同じくSAI事務局長アン・ヴリル氏らに歓迎される
本年のサロン・ドトーヌ展も連日多くの来場者を迎え、成功のうちに幕を閉じた。
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