ル・サロン報告
「2013ル・サロン」 展覧会報告
フランス芸術家協会主催ル・サロンは12月4日〜8日までパリグラン・パレにて開催
本年新会長にマルティヌ・ドゥラヌフ女史を迎えたル・サロンのヴェルニサージュは12月4日(水)に開催された。
広いグランパレのスペースが展覧会別に床の色によってそれぞれのブースにわけられ、今年のル・サロンはグレーの床に赤いバナーが目に鮮やかだった。
グラン・パレ内を床の色で区切り4つのサロンを開催。ヴェルニサージュは美術愛好家達で溢れた
本年はダリの大作「ペルピニャン駅(別名「ポップ、オップ、月並派、大いに結構」として知られる)」に描かれた車両がパリにおいて初めて展示され、そこを「世界一小さなシュールレアリスム空間」として「ダリの継承者達」と題して活動している10名の現代ヨーロッパを代表する作家の作品を展示するなど、歴史を重んじると同時に現代アーティストとにも大きく門戸を開き、多様な今の芸術を紹介しようとする姿勢がみられた。
年々厳しい審査になっているル・サロンであるが、今後の邦人作家の更なる飛躍に大いに期待したい。
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フランス最古の公募展は、1789年のフランス革命後、外国人作家に門戸を解放してから224回目を迎え、600以上の作品が展示された