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受賞者インタビュー

第50回記念 欧美国際公募スペイン美術賞展2018 大賞:小村 順

スペイン・アストゥリアス州アストゥリアス県ヒホン市「ヒホン文化センター」にて、5月28日(月)から6月10日(日)まで開催された「〜第50回記念〜スペイン美術賞展」にて大賞を受賞された作家への特別インタビューです

第50回記念 欧美国際公募スペイン美術賞展2018 大賞:小村 順

風の吹くままに心のおもむくままに美しいと感じるものを求めて、ただよい続けたい...

第50回記念 欧美国際公募スペイン美術賞展2018 
大賞:小村 順「時の流れのままに」染色(ゴート)、73×60

  • スペイン美術賞展2018展示風景

  • ミニ個展部門にて3点が展示された

受賞者インタビュー

まずはこの度の受賞の感想をお聞かせください
受賞出来るとは、まったく思っていなかったので、驚きと喜びでいっぱいです。
本作品を製作することになったきっかけや、制作時に工夫した点、気を遣った点などあれば、お聞かせ下さい
いままでの作品と色調の違ったものを作りたい。

蝶の短い命を花から花へと、風のまとにただようはかなさ、しかしそのはばたきの力強さ、美しさを私の心で感じたままに表現しました。
ご自身の制作の方針はどのようなものでしょうか? また普段の制作において、心がけている事を教えてください。
美しく、やすらぎを感じていただけるものを又、私独自のものでありたい。
近年手掛けているテーマがあればお聞かせください
身近にあるものを主なテーマにしてきましたが、最近は、空、雲を美しく、新しい感覚で表現してみたいと思っています。
  • オープニング風景

研究されている技法はありますか?
素材はヤギ革、染色技法はローケツ染ですが、革は一作品に三枚前後使います。
それぞれ染料の浸透、表面のシボ、発色が異なります。
又、気温、湿度、ローの配合等すべて勘と経験の積み重ねで、一作ごとの成功と失敗のくり返しです。
国内外問わずこれからの展望、今後の抱負を教えてください。
風の吹くままに心のおもむくままに美しいと感じるものを求めて、ただよい続けたいと思います。
影響を受けた人、アーティストは?
1,500年〜1600年頃の文様裂、小袖、障壁画に見られるおおらかな美しさ、無名の職人の技に魅せられて来ました。

小村 順 略歴・プロフィール

JIAS日本国際美術家協会会員
新エコールドパリ浮世・絵美術家協会会員

 パリ国際サロン 出品 2006〜
 日・仏現代美術世界展 出品 第9回 2007〜
 美術賞展 出品
 サロンドトーヌ 入選  2011,2012,2014〜

 2015 第29回パリ国際サロン 浮世・絵賞授賞
 2018 第50回記念展スペイン美術賞展 大賞授賞

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