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展覧会のご案内

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日本・フランス現代美術世界展関連

第20回記念 日本・フランス現代美術世界展(2019) ~サロン・ドトーヌ特別協賛~ 展覧会報告

記念すべき20回目を数えるJIAS日本国際美術家協会主催の本展は、去る2019年8月7(水)から18(日)11日間の会期を無事終了した。記録的な猛暑、スコールなど今や日本の夏の風物詩ともいわれる天候に見舞われながら、今回も会場となった国立新美術館3A展示室には500~1000人超/日が来場、連日大盛況となった。

■第20回日本・フランス現代美術世界展
会期:2019年8月7日(水)〜18日(日)*13日休館
会場:国立新美術館(東京 六本木)
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
   外務省
特別協賛:サロン・ドトーヌ
協賛:(株)大日本美術工芸 マイメリ日本総代理店
   (株)クサカベ
    マルマン(株)キャンソン社日本代理店
   (株)生活の友社 美術の窓

記念すべき20回記念展

展示会場入口壁一面に掲げた朱赤が印象的な本展フラッグ前は、国内のみならず海外から訪れた来観者らの人気フォトスポットと化し、毎年楽しみにしているという多くの愛好家らからもお声がけいただいた。「国立新美術館」の知名度だけでなく、恒例会期や展覧作品群のユニークさを有する本展が会場ともに定着し、ファンを着実に増やしている事を改めて実感することができた。

会場に足を踏み入れると、着物や立体、手工芸、水墨、軸装書など日本の伝統・美を魅せる32作品が来場者を出迎え、順路にそって、フランスサロン界では大変著名な重鎮作家、サロン・ドトーヌ作家、オランダ、アメリカ、中国の多国籍作家らによる計81点が多種多様なモチーフ、テクニック、色彩美を展開。その奥より、油彩、水彩、パステル、日本画、抽象、具象、風景などなど、独創的かつバラエティーに富む活きた日本現代アート217点が異彩を放ち、計276名298点が一丸となり唯一無二の展覧会として個性を彩った。

また今回、会場入口付近にて、本年2月パリにて開催されたJIAS協賛「パリ国際サロン」、同じく5月にJIAS共催にて開催した「フィンランド美術賞展」、昨年の本展(第19回世界展)の様子を動画上映したところ、出品作家のみならず多くの来場者が足を留め、興味津々に眺めていた。
大きなモニターに映し出されるJIAS関連展は、本展を主催する美術家団体JIASをはじめ、これらの活動に賛同し参加する作家らがいかに世界で積極的に取り組んでいるかを簡潔にレポートし、また“日本における国際展”として国内外で注目集める本展の更なる広報としても効果的であった。

会期中に開催された各種関連イベント

国立新美術館内講堂では、本展開催を祝した多様な関連イベントが会期にあわせ開催された。
初日7(水)、次年度JIAS協催「美術賞展」開催地をテーマとした講演会では、都合により来日叶わなかった現地関係者に代わり欧美スタッフが『クロアチア共和国ドゥブロヴニク市の歴史と美術』と題し講演。視察時の撮影写真に加え、現地から預かった映像やスライドを通して、中世がほぼ現存する街並みや人々の暮らしぶりを紹介した。

講演の最後には現地関係者を代表して、ドゥブロヴニク市副市長イェルカ・テプシッチ女史より日本作家の皆様に宛てられたメッセージ動画も紹介された。




続いて同会場にて前年度展覧会入賞者を対象とした《表彰式》を開催。プレゼンターにサロン・ドトーヌ会長シルヴィ・ケクラン女史、サロン・ドトーヌパートナー 映像プロデューサー パスカル・モレ氏、協賛各社を迎え、自身の入賞作品画像を前に、入賞者ひとりひとりに賞状等が授与された。
また、各協賛会社からは本年(第20回記念展)の協賛賞が発表され、副賞が贈呈され、最後にル・サロン2019にて“メンション”を受理した作家が紹介された。
初日イベントの最後を飾った本展オープニング・レセプションでは、出品作家を中心とした日本作家に加え、フランスからもサロン・ドトーヌ関係者や出品者、総勢約160名が集った。特別協賛を担うサロン・ドトーヌよりシルヴィ・ケクラン会長、JIAS/欧美代表馬郡文平が挨拶にたち、作家を代表して坂本龍彦氏の乾杯発声により賑々しく開宴。一同は熱い芸術家交流を果たした。また、日本作家との交流を楽しみにしていたと顔をほころばす海外作家らより「実に力のある展示作品。ここには心が存在している」「観るたびに作品レベルの向上を感じる」など様々な賛辞をいただいた。

続いて同会場にて前年度展覧会入賞者を対象とした《表彰式》を開催。プレゼンターにサロン・ドトーヌ会長シルヴィ・ケクラン女史、サロン・ドトーヌパートナー 映像プロデューサー パスカル・モレ氏、協賛各社を迎え、自身の入賞作品画像を前に、入賞者ひとりひとりに賞状等が授与された。
また、各協賛会社からは本年(第20回記念展)の協賛賞が発表され、副賞が贈呈され、最後にル・サロン2019にて“メンション”を受理した作家が紹介された。


初日イベントの最後を飾った本展オープニング・レセプションでは、出品作家を中心とした日本作家に加え、フランスからもサロン・ドトーヌ関係者や出品者、総勢約160名が集った。特別協賛を担うサロン・ドトーヌよりシルヴィ・ケクラン会長、JIAS/欧美代表馬郡文平が挨拶にたち、作家を代表して坂本龍彦氏の乾杯発声により賑々しく開宴。一同は熱い芸術家交流を果たした。また、日本作家との交流を楽しみにしていたと顔をほころばす海外作家らより「実に力のある展示作品。ここには心が存在している」「観るたびに作品レベルの向上を感じる」など様々な賛辞をいただいた。

翌8(木)には、3A展示室にて作品を前に寸評が贈られる《寸評会》が開催された。
100名程の希望者にスムースな進行で応えようと今回、初の試みとして2箇所同時進行形式を採用した。

講評者にサロン・ドトーヌ会長ケクラン女史とJIAS代表馬郡文平を迎えたAグループ、サロン・ドトーヌ パートナー 映像プロデューサー パスカル・モレ氏、サロン・ドトーヌ評議会役員兼抽象画部門長ルグラン・ドニ氏らを迎えたBグループ。A・Bグループそれぞれ作家と真摯に向き合い、熱心に寸評が贈られた。

作家たちからは「今後の励みとなった」「新たな課題を見つけることができた」「制作の糧となった」というような実直な感想や「大変感銘を受けた」など、多くの声が寄せられた。

最後に、本年も東日本大震災被災地支援チャリティー「陸前高田の絵の好きなこども達へ画材を贈るプロジェクト」の募金箱を会場入口に設置。寄せられた義援金64,750円にて購入したスケッチブック750冊が、陸前高田市保育協会を通じ同市保育園に贈られたこともあわせてご報告する。

年を重ねるごとに来場者が増加し、会期を通し動員数は約8,000人を記録、今回も大盛況のなか惜しまれつつ幕を閉じた。


*展示風景がfacebokアルバムからご覧いただけます



第20回記念日本・フランス現代美術世界展 入賞者発表

大賞

山田 和宏
「落日」 油彩65.2×100



●大賞
受賞者インタビューこちら

日仏賞

青山 繁
 「そよ風が吹いている爽やかな日」 油彩 80.3×100

宮向井 勇
「黄昏」 アクリル 72.5×91.0

サロン・ドトーヌ賞

江崎 武春
「宵の聖堂」 油彩 80.3×100

倉田 タカユキ
「森の交響曲(秋)」 油彩 60.6×72.7

パリ国際サロン賞

千田 尚順
「日本の秋 − 萩」 水彩 100×80

大和田 明代
「曙」 油彩 53×73

新エコールドパリ浮世・絵(NEPU)賞

河瀬 陽子 
「賛歌」 油彩・アクリル 60.6×72.8

小野 功夫
「失われた時」 油彩 100×80.3

渡部 昇
「50 Street」 ダンボールにアクリル 72.8×103

優秀賞

船田 春光
「La Prière(祈り)」 装芸画 100×80

中村 賢二
「宇宙船地球号」 水彩 100×80.5

岡島 由紀子
「倖猿」 切り絵 72×60

竹中 義彰
「雪のオマージュ」 レジンアートペインティング 72.7×60.6

渡辺 白游
「酒・米・水・麹」 古代文字 46×35

審査員
ジャン・マリ・ザッキ    本展フランス側名誉会長兼運営委員長、ル・サロン名誉会長
              新エコールドパリ浮世・絵美術家協会会長他
エルベ・ロワリエ      サロン・ビオレ名誉会長、フランス教育功労章オフィシエ他
パトリス・ド・ラ・ペリエール フランス美術雑誌ユニベール・デザール編集長
シルヴィ・ケクラン     サロン・ドトーヌ会長、彫刻家 特別審査員として
馬郡 文平         JIAS /欧州美術クラブ代表 審査アドバイザーとして


♢表彰式は2020年8月『第21回日本・フランス現代美術世界展』会場にて開催予定
♢本展出品証明書は2020年8月『2019年度各種展覧会表彰式』の後、全入選作家に郵送(9月末頃)

協賛賞

特別賞「協賛賞」
下記の協賛各賞は特別賞として2019年8月7日(水)の表彰式にて発表、授与致しました


●株式会社大日本美術工芸 マイメリ社日本総代理店
【マイメリ賞】

  副賞:「マイメリ・クラシコ画箱セット」
   別府 忠雄 「曙富士」油彩 80.3×100
   大和田 明代 「夢想」油彩 53×73


●株式会社 クサカベ
【クサカベ賞】

  副賞:「水性アルキド樹脂絵具/アキーラ12色セット」
   東野 穂澄 「ウサギのテラス」アクリル 72.7×91
   根田 穂美子 「きざし」油彩・アクリル 60.6×72.7
   吉井 悦志子 「生きる」アクリル 100×65.2
 

●マルマン株式会社 キャンソン社日本代理店
【マルマン賞】

  副賞:「キャンソンヘリテージ水彩紙ブロック 260mm×360mm細目」
   芦澤 邦子 「あらなみ」水彩 54×73
   HIRATA Tatsuya(BOSCO) 「À LA RECHERCHE DE LA DIGNITÉ DES HOMMES No.13-    
   (LESPOIR)シリーズ(人間の尊厳を求めてNO.13-希望)」油彩 73×73

  副賞:「マルマンヴィフアール水彩紙ブロック F6 中目」
   HIRO 「希望の光」水彩・パステル 53×73
   岡田 多美子「早暁に花と星降る」水彩 65.2×53

  副賞:「リラ レンブラントポリカラー 油性色鉛筆 36色セット」
   土橋 佐喜子「地上の楽園・「野生のミモザ」」パステル 55×80
   森川 眞理子 「なかよしなランチュウ」油彩 60.6×72.7


●株式会社 生活の友社 美術の窓
【美術の窓賞】

  副賞:「月刊『美術の窓』半年購読」
   中屋敷 雅也 「煌めく」油彩 91×72.7
   竹中 桂子 「幻想」レジンアートペインティング 72.7×60.6



〜その他注意事項〜

★表彰式は2019年8月に東京で行う予定です。