受賞者インタビュー
第24回日本・フランス現代美術世界展 大賞作品
大賞受賞作品 :大和田 明代 「蒼い月」 油彩 53.0×73.0
第24回 日本・フランス現代美術世界展(2023)
2023年8月10日(木)〜20日(日)国立新美術館で開催された、第24回日本・フランス現代美術世界展(2023)にて大賞を受賞した大和田明代の受賞者インタビュー
●展覧会報告、その他の入賞作家発表はこちらよりご覧いただけます
「第24回日本・フランス現代美術世界展」レポート
大賞受賞インタビュー
- この度の大賞受賞について、率直な感想をお聞かせください
- 2023年は私にとって、バンジージャンプを何回も何回も余儀なくさせられたような恐怖の一年でした。
そんな中の大賞受賞はホント嬉しかったです。ひさびさの喜びでした。
- 受賞作品の制作時に特に工夫された点や気をつけた点があればお聞かせください
- 私の作品は私の中の≪残像≫によって生まれます。
今回の受賞作品「蒼い月」もそうです。
波岸にすわり海を見ると、日頃荒々しい波が、時に湖面のようになります。
そんな時、月夜であったりすると「抒情詩」がうまれます。
- 絵画を始めたきっかけはどのようなものでしたか? また、現在のスタイルを確立するまでに分岐点 となった事象や影響を受けた人物、作品、事象などあればお聞かせください
- 子供の時より 絵日記を書くことが好きでした。思いのまま心の内をダラダラとよく書きました。
いっぱいになって、見られないよう しまっておくことが大変になりました。
それで、絵の中にしまっておくことになりました。
それが絵画の道を選ぶきっかけをつくってくれましたかしら!?
恩師でもある美術評論家 故・植村鷹千代先生が、「心象画家 大和田絵画」と評論してくださった折りは嬉しかったことを思い出します。
第24回展オープニング風景
世界展の会場展示風景
- 日頃、テーマやモチーフをどのように決めていますか?またインスピレーションを得る物やシチュエ ーション、そのために心掛けている事などあればお聞かせください
- 考えてモチーフを決めることはありません。
その時々に心のままです。
代表作が≪海≫でありますように、海が好きです。
が、空を見上げることも好きです。
雲の動きを追うことが好きです。
ベルギーオランダ美術賞展
スペイン美術賞展
- 今後の抱負や近年の活動をお聞かせください
- JIAS関連展に出品できたらいいな~・・・と思っております。
プロフィールもすぐに過去のものとなります。
されど積み重ねあってこそ今の大和田絵画です。
挑戦することが好きな私は常に「ここから」「ココカラ」と自身で楽しみにしております。
こと切れるまで「ここから」と言っていそうです。
久々に個展をしたいな~。
2019年パリ国際サロンミニ個展部門
2021年パリ国際サロン 展示風景
略歴・プロフィール 大和田明代 / OWADA Akiyo
心象画家として独自の画風を見出す。
国際LAICA美術評論家 植村鷹千代により「大和田絵画」として高い評価を得る。芸術の心の師である。
1987年より個展を中心に内外にて活動。国内においては主に三越美術ギャラリー、髙島屋美術ギャラリーにて個展開催。
詩画集「海 時にわたしは・・・」「花 時にわたしは・・・」2冊を出版。
千葉市より陶版画依頼(朝霧 80号)、千葉県文化会館へ寄贈(海を詩(うた)う花 100号)。
紺綬褒章授与(絵画が精神的医療の一端を担うとし1986〜1994にわたり千葉大学付属病院に作品寄与)
国外においてはparis Galerie PETRIDESにて個展開催(仏美術評論家 ロジェ・ブイヨ氏より「精神的世界と人生を語る作家」と称賛)。Monacoモンテカルロ現代美術国際グランプリ展覧会招待出品、Paris CONPARISON招待出品。
日本・フランス現代美術世界展2014・16・17・19・20・21(エスパス・プリヴェ部門出品)・22。
パリ国際サロン2014選抜推薦、推薦15・17、ミニ個展推薦16・18・19、招待出品21。
パリ国際サロン ドローイング・コンクール部門入選2014・15。
第47回ベルギー・オランダ美術賞展別推薦部門(2015)、49回イタリア(2017)、50回スペインミニ個展部門(2018)、52回クロアチア特別推薦部門(2020)。
パリ国際サロン賞、優秀賞受賞2015・19・20。
サロン・ドトーヌ入選2015・16・2021。
ル・サロン入選2021。
第25回日本・フランス現代美術世界展エスパス・プリヴェ部門出品予定
JIAS日本国際美術家協会 会員