アトリエ訪問レポート
欧州美術クラブでは
「作家各々の概念の幅が広がり」「今後の作品を創るヒントを見出す事ができるように....」
と、作家の無限の可能性を期待し、これまで長年にわたり交流を深めてきた、フランス画壇等の一流作家のアトリエへ訪問をする研修を継続して企画しています。
「国際作家として活躍したい」あなたの創作に生きる環境を作ります。
ミシェル・トパン女史女史 アトリエ訪問レポート
2016年10月14日(金)
ミシェル・トパン女史のアトリエを訪問。
パリ郊外の閑静な住宅街にあるミシェル・トパン女史のアトリエ。
幼少の頃から絵を学び美術学校を卒業し、長年ドトーヌ作家として第一線で活躍するミシェル・トパン女史。ご主人のボボ氏も、おなじくドトーヌ作家である。
アトリエにはモチーフが並ぶ
制作は徹底した写実から入るという
作品制作はモデルとともに、徹底した写実から入る。
背景は架空のものを描いているが、過去に旅した場所やパリで目に止まった風景を心象化したものだ。
仕事に没入するために制作時には、クラシック音楽をかけるのを習慣とする。
日本からの代表作家団を快く迎えるご夫婦
作家同士としての交流を行った
作家いわく、緻密なデッサンのあと、「色は欲望をそのままぶつける」。
ただし色数は厳格に制限されている。
そして、作品は各段階ごとに1週間寝かせる。
そうすると修正点が浮かび上がるのだそうだ。
明るい女史のレクチャーに魅了された1時間の訪問はあっと言う間に過ぎ、来期ドトーヌでの再会を誓ってアトリエを後にした。
ご主人のボボ氏もドトーヌ作家である
厳格に制限されている絵の具
ミシェル・トパン TAUPIN Michèle
略歴
サロン・ドトーヌ会員
ルサロン会員/選考委員
サロン・ヴィオレ会員/委員メンバー
ル・サロン金賞受賞(1990)
ソシエテ・ナショナル・デ・ボザール金賞他、受賞多数
快活で颯爽とした女史は作家を魅了した
参加者たちと