受賞者インタビュー
第34回パリ国際サロン2021 ユニベール賞:羽鳥絹世
2021年 4月 22日(木)~25日(日)パリのエスパス・コミンヌにて開催された第34回パ
リ国際サロンで【ユニベール賞】を受賞された作家へ、ユニベール・デザール編集長パトリス・ド・ラ・ペリーエール氏による特別寸評が贈られました。
2021年 第33回パリ国際サロン
会期:2021年 4月 22日(木)~25日(日)
会場:パリ市3区 エスパス・コミンヌ
第34回パリ国際サロン「ユニベール・デザール」賞受賞による副賞<作品寸評>
自身のイマジネーションを、気品と繊細さとともに具現化する力がある
ユニベール・デザール賞:羽鳥 絹世 「長夜」 日本画 90.0×59.7㎝
〜寸評〜
羽鳥絹世による作品「長夜」は、悠久の伝統を誇る日本へ我々をいざなってくれる。
その稀有な才能とともに、描かれた女性のもつ神秘を感じさせ、瞑想と問いが彼処に提議されている。
厳格さと詩的さをあわせもつその構成は、20世紀初めにフランス芸術家たちを虜にした浮世絵を思わせる。
羽鳥絹世は、《そこに連続する日常》を観る者に想起させるようなその静かなワンシーンを描き出し、自身のイマジネーションを、気品と繊細さとともに具現化する力がある。
以上のすべての美点において、今回のユニベール・デザール賞を、彼女の極めて高質な日本画へ贈ることができ、たいへん光栄に思う。
心より敬意を表して
パトリス・ド・ラ・ペリエール
ユニベール・デザール誌編集長
パトリス・ド・ラ・ペリエール経歴
パトリス・ド・ラ・ペリエール
パトリス・ド・ラ・ペリエール
1981年より出版業に携わる
美術誌ユニベール・デ・ザール(1994年創刊)の共同創始者兼編集者
-フランス・韓国文化賞(2004年在仏韓国大使館)
-芸術勲章受勲(2005年フランス文化省)
-韓国文化功労翡翠褒賞(2007年韓国大統領)
-《陸軍公認画家》(写真部門)指名(2007年フランス防衛省)
-《芸術-科学-文学協会》ヴェルメイユメダル(2008年)
-パリ市ヴェルメイユメダル(2009年パリ市長)
-仏陸軍公認画家協会会長選出(2013年)
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