受賞者インタビュー
ル・サロン2024 金賞受賞 青山 繁/ AOYAMA Shigeru
金賞受賞:青山 繁「ガラスのような水面に波の模様が、ポワッ」 91.0×116.6 油彩
ル・サロン2024 金賞受賞 青山 繁
欧州美術クラブから出品の青山 繁氏が2024年2月13日より、パリ グラン・パレ・エフェメールにて開催された第234回を数えるフランス芸術家協会主催「ル・サロン展2024」にて最高賞である金賞を受賞するという快挙を成し遂げました。
青山 繁氏は、2009年より毎年欧州美術クラブを通じル・サロンに出品し続けています。
実績と長い歴史をもつ世界最古のサロンからの評価は、国際作家として認められた証です。
欧州美術クラブから出品の青山 繁氏が2024年2月13日より、パリ グラン・パレ・エフェメールにて開催された第234回を数えるフランス芸術家協会主催「ル・サロン展2024」にて最高賞である金賞を受賞するという快挙を成し遂げました。
青山 繁氏は、2009年より毎年欧州美術クラブを通じル・サロンに出品し続けています。
実績と長い歴史をもつ世界最古のサロンからの評価は、国際作家として認められた証です。
受賞インタビュー:青山 繁/AOYAMA Shigeru
- 金賞の快挙たいへんおめでとうございます。この度の大賞受賞について、率直な感想をお聞かせください
- とても嬉しく思います
- 受賞作品の制作時に特に工夫された点や気をつけた点があればお聞かせください
- 錦鯉が尾びれを振って水中に潜っていく時の、波の盛り上がりを出すことです
2024年風景
2024年風景
- 絵との出合い、作品制作を始めたきっかけはどのようなものでしたか?
- 池にいる錦鯉を見つけたことです
- 青山さまは福井県に在住ですが、制作をするのに良い点があればお教えください
- 福井はのどかな感じで静かな所が良いです
- 2009年よりル・サロンに続けて出品をされています。最初にル・サロン展に出品しようと思われたきっかけはどのようなものでしたか?
- 仕事で絵を描くのをしばらく休んでいたので、45歳ごろからリベンジしようと思い、目標をル・サロンに絞った
2011年風景より
- 作品のモチーフとなっている鯉との出会いはどのようなものでしたか?
- 山の公園に行った時、池に錦鯉が泳いでいたのを見て「これだ!」と思いましたね
- 1つの作品ができるまでの手順を教えてください (テーマ決め、取材、デッサン、下地作成、技法など)
- ・まず魚が水を切って泳いでいる所を事前に頭に描いておく
・電車に乗って30分ほど行ったところに西山公園と言うところがあるので、そこに出向き写真を撮る
・キャンパスにブルジャンブルーを1回塗って乾かす。2回目にサップグリーンを塗って乾かす。
・その後デッサンをする
・最初に、藻を描く
・次に鯉を仕上げ、最後に水を描いています
- 青山さんの1日のルーティンを教えてください(7時起床、散歩、制作、食事、睡眠、など)
- ・6時半ごろに起きる
・15分ほど散歩
・9時ごろから制作
・制作に取り掛かると食事はしない
・夕方になるとやめて、睡眠11時は11時ごろ
- 日頃、テーマやモチーフなどはどのように決めていますか? また、インスピレーションを得る物やシチュエーション、そのために心掛けてい る事などあればお聞かせください。
- 錦鯉が力強く泳いでいる所や、くるっと向きを変えるところをイメージしている
- 制作に行き詰った時、気分転換には何をしていますか?
- 30分ほど電車に乗って、海に行って、海を見たり、歩いて川に行って水を眺めている
- 新たに挑戦されている作品や、今後のテーマなどがあればお聞かせください
- さらにリアルな水を描いていきたいと思う
2024年欧美各展の表彰式にて
ル・サロン名誉会長ザッキ氏より金メダルを授与
- これから海外展や国際公募展へご挑戦される、または挑戦するか迷っている作家様へご自身 の経験をふまえてメッセージがあればお聞かせください
- 1つの目標に向かって挑戦していってもらいたい
<略歴 プロフィール>
青山 繁 福井県出身
1992―2007 新生美術展 (日本)
2005 アジアにおける日本美術展 (タイ)
2006 日本ロシア国際芸術文化交流展 (ロシア)
大アジア文化交流展 (タイ)
2007 東方友好交流展 (クアランプール)
2007~ パリ国際サロン展 (パリ)
2007~ 日本・フランス現代美術世界展 (日本)-
2009~ ル・サロン展(パリ)
2008~ 欧美国際公募美術賞展多数出品(スペイン、アメリカ、フランス、メキシコ、ポルトガル、ベルギー・オランダ、コルシカ等)
2015~ サロン・ド・ドトーヌ展
受賞歴
2007 東方友好交流展 文化芸術賞(グランプリ)
2008 日本・フランス現代美術世界展 (日仏賞)
パリ国際サロン展 (ザッキ賞)
2009 日本・フランス現代美術世界展(優秀賞)
アメリカ美術展 (優秀賞)
ル・サロン展 (銅賞)
2010 第25回パリ国際サロン
新エコールドパリ浮世・絵美術家協会創立記念展 (ザッキ賞)
2011 第26回パリ国際サロン展 (大賞・キャラリー・デュ・マレ賞)
ル・サロン展(銀賞)
2012 第44回スペイン美術賞展(パリ国際サロン賞)
2013 第14回日本・フランス現代美術世界展(NEPU賞)
2014 第15回日本・フランス現代美術世界展 (NEPU賞)
2015 第29回パリ国際サロン展(ギャラリー・デュ・マレ賞)
2016 第48回コルシカ美術賞展(大賞)
2019 パリ国際サロン(優秀賞)
2019 日本・フランス現代美術世界展(日仏賞)
2021 スペイン美術賞展 (大賞)
2022 パリ国際サロン(ザッキ賞)
2022 TOKYO世界展(優秀賞テクニック)
2023 日本・フランス現代美術世界展(優秀賞 油彩)
2024 パリ国際サロン(NEPU賞)
2024 ル・サロン金賞
その他受賞多数
フランス芸術家協会(ル・サロン)会員
JIAS日本国際美術家協会会員
新エコールドパリ浮世・絵美術家協会東京本部創立会員
青山 繁 福井県出身
1992―2007 新生美術展 (日本)
2005 アジアにおける日本美術展 (タイ)
2006 日本ロシア国際芸術文化交流展 (ロシア)
大アジア文化交流展 (タイ)
2007 東方友好交流展 (クアランプール)
2007~ パリ国際サロン展 (パリ)
2007~ 日本・フランス現代美術世界展 (日本)-
2009~ ル・サロン展(パリ)
2008~ 欧美国際公募美術賞展多数出品(スペイン、アメリカ、フランス、メキシコ、ポルトガル、ベルギー・オランダ、コルシカ等)
2015~ サロン・ド・ドトーヌ展
受賞歴
2007 東方友好交流展 文化芸術賞(グランプリ)
2008 日本・フランス現代美術世界展 (日仏賞)
パリ国際サロン展 (ザッキ賞)
2009 日本・フランス現代美術世界展(優秀賞)
アメリカ美術展 (優秀賞)
ル・サロン展 (銅賞)
2010 第25回パリ国際サロン
新エコールドパリ浮世・絵美術家協会創立記念展 (ザッキ賞)
2011 第26回パリ国際サロン展 (大賞・キャラリー・デュ・マレ賞)
ル・サロン展(銀賞)
2012 第44回スペイン美術賞展(パリ国際サロン賞)
2013 第14回日本・フランス現代美術世界展(NEPU賞)
2014 第15回日本・フランス現代美術世界展 (NEPU賞)
2015 第29回パリ国際サロン展(ギャラリー・デュ・マレ賞)
2016 第48回コルシカ美術賞展(大賞)
2019 パリ国際サロン(優秀賞)
2019 日本・フランス現代美術世界展(日仏賞)
2021 スペイン美術賞展 (大賞)
2022 パリ国際サロン(ザッキ賞)
2022 TOKYO世界展(優秀賞テクニック)
2023 日本・フランス現代美術世界展(優秀賞 油彩)
2024 パリ国際サロン(NEPU賞)
2024 ル・サロン金賞
その他受賞多数
フランス芸術家協会(ル・サロン)会員
JIAS日本国際美術家協会会員
新エコールドパリ浮世・絵美術家協会東京本部創立会員
ル・サロン賞審査について
ル・サロンでの名誉ある賞の授与は18世紀以来の伝統で行われています。
本年の賞審査は展覧会の会期中に関係者の間で行われました。
ル・サロン金賞は、かつてはジェリコーやクールベ、邦人作家では平賀亀祐、赤木曠児郎等が受賞した、フランス国内の展覧会の中で最も権威ある賞のひとつです。
※第234回ル・サロン2024展覧会報告ページはこちら
本年の賞審査は展覧会の会期中に関係者の間で行われました。
ル・サロン金賞は、かつてはジェリコーやクールベ、邦人作家では平賀亀祐、赤木曠児郎等が受賞した、フランス国内の展覧会の中で最も権威ある賞のひとつです。
※第234回ル・サロン2024展覧会報告ページはこちら
©photo Cosimo Mirco Magliocca
18世紀の審査員達が傘を掲げて審査投票をしている風景
ル・サロンの受賞者はル・サロンのホームページにて発表されています
(Medaille d'or=金賞)
(Medaille d'or=金賞)
過去金賞受賞者インタビュー
2012年金賞受賞作品 「HIMAWARI」水墨画
ル・サロンでは展覧会会期に合わせて、受賞作家が決まります。賞は各ジャンル毎に選出され、毎年人数も異なります。
これまでに欧州美術クラブより出品された作家も数多く受賞を受けてきました。
国際的な公募展での受賞は、国際作家への道の確実な手がかりとして目指す作家も多く、名誉ある賞です。
これまでに欧州美術クラブより出品された作家も数多く受賞を受けてきました。
国際的な公募展での受賞は、国際作家への道の確実な手がかりとして目指す作家も多く、名誉ある賞です。
2012年に金賞を受賞した倉数和文氏のインタビューをみる